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福博ご当地ことば辞典
博多弁辞典

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- い -


かん ikan 【行かん】 いけない;だめ。こげな番組は視たらいかん(こんな番組は視たらダメ)
・かん i・kan 【行かん】 <自動五未然形+打消>〔行くの打消〕行かない。→「」参照
ご・く igo・ku 【動く】自五→活用 動く。 言海うごくノ訛。→他動詞は「いごかす」
じけ・る izike・ru 自下一→活用 元気をなくす。
たらん-こと itaran-koto 【至らん事】名詞 要らない事;迷惑な事。 全国方言辞典つまらぬこと。いらぬお世話。長崎・福岡県糟屋郡・熊本。
たらん-もん itaran-mon 【至らん物】名詞 価値のない物;処置に困る物。 俚言集覧「いたらぬ」其處に至らぬにて事に熟せざるをいふ イタラヌ藝 イタラヌ人などいふ
っちょん ittyon 副詞 全然〔後続の語は否定形〕今年の梅雨はいっちょん雨の降らんねえ。(今年の梅雨はちっとも雨が降らないね) 全国方言辞典少しも。まるで。佐賀・熊本。
っとき ittoki 【一時】副詞 しばらく。 広辞苑①ひととき。今の二時間に当る。②わずかの時間。暫時。いちじ。「ほんの~の辛抱」 全国方言辞典ちっとの間。暫しの間。筑後久留米(はまおき)。
ぼ・る ibo・ru 【埋ぼる】自五→活用 (ぬかるみに)埋まる;うずまる。〔語源〕古語の「うもる」が変化したと思われる。
ろじろくろんぼ irozirokuronbo 【色白黒んぼ】 「だるまさんがころんだ」に同じ。鬼ごっこなどの際、鬼が数(十)をかぞえるのに代用する。
わえ・る iwae・ru 【結わえる】他下一→活用 結ぶ;縛る。 =「ゆわえる」

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