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福博ご当地ことば辞典
博多弁辞典

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- た|だ -


~tai 助詞 ~だ。〔断定〕山笠のあるけん、博多たい(山笠があるから、博多なのだ)〔コマーシャルより〕〔語源〕古語「たり」が変化したと思われる。 全国方言辞典よ。「善かタイ」「そうですタイ」福岡・佐賀県唐津・長崎県千々石。
いがい taigai 【大概】副詞 おおかた。 広辞苑①おおよそ。おおかた。あらまし。概略。史記抄「其事の起りを一々に~を載せたぞ」②ほとんど。大部分。「この辞書は~の家にある」
~taka 助動詞 ~たい。〔希望〕 打消は「~たくなか」「~とうなか」ラーメン食べたか。(ラーメンを食べたい)
けん daken 接続詞 だから。 =「そいけん」
てもん tatemon 【建物】名詞 建物。
まがっ・た tamagat・ta  驚いた。〔感嘆〕「たまがる」の過去形。
まが・る tamaga・ru 自五→活用 びっくりする;驚く。 広辞苑→「たまぎる」非常におどろく。びっくりする。びくびくする。たまげる。平家「主上よなよなおびへ~・らせ給ふ事ありけり」。山家集「さらに心の幼びて~・れらるる恋もするかな」 全国方言辞典びっくりする。驚く。筑後久留米(はまおき)・肥後菊池郡(俗言考)・薩摩(物類称呼)・大分・長崎県・五島・宮崎・鹿児島。
まくらか・す damakuraka・su 他五→活用 だます。 広辞苑だます。あざむく。
まげ・た tamage・ta  →「たまがった
まげ・る tamageru →「たまがる
まらん tamaran 【堪まらん】 堪えられない;耐えられない;持ちこたえられない。
・らん ta・ran 【足らん】 (自動五第一段未然形+ん)足りない。「たる」の打消。
・る ta・ru 【足る】自五→活用 足りる。千円で足るや?(千円で足りるかい?) 広辞苑①必要な数量がある。十分である。万一六「仏造る真朱(まそほ)~・らずは水たまる池田の朝臣(あそ)が鼻の上をほれ」。源若葉下「院の御よはひ~・り給ふ年なり」。天草本平家「備中の瀬尾と備前の有木の別所の間は、わづかに五十町に~・らね所であれば」。「努力が~・らぬ」

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